左の画像は最近始めた仏像彫刻のサークルで、指導して頂いている先生の製作途中の作品です。仏像彫刻には以前から興味はあったのですが、なかなか時間がとれずにいました。それでも自分の所の刃物を造るうえで参考になればと思いサークルに入会しました。先生が仏像彫刻の制作過程で、このような所では、こんな彫刻刀があれば良いのにと私に教えてくれます。それは、“現場”からのありがたいアドバイスです。ときには私の思いも寄らぬような角度で彫刻刀を曲げてくれとか、小道具の平刀を小刀の様に研いでくれないか等、それなら小道具の小刀でも良いのではと思いますが、やはり違うのですね。まさにその平刀を小刀のように研いだ小道具が仏様の膝の上に置かれています。これからもどのような注文が来るのか楽しみです。適材適所使ってこその刃物です。